同じ賃貸物件の建物でも家賃や間取り、設備が異なることも

同じ賃貸物件で間取りや設備、家賃が違っても法的には問題がない

同じ賃貸物件なのに隣の部屋の家賃が自分の部屋の家賃より安いなどの違いがあると、不満を感じてしまうます。ですが、賃貸物件の家賃は賃貸人と賃借人の間の合意によって決まり、その合意する内容に法律上の制限はないため、同じ賃貸物件で間取りが違っても法的には問題がありません。そのため、他の同じ賃貸物件も、間取りや家賃、設備を確認する必要があるでしょう。また、賃貸マンションの場合、「同じ間取りなのに家賃が違う」と言えば多少は応じてくれる可能性があります。オーナー側としても同じ建物で同じ間取りの部屋であれば同じ相場で家賃設定を考えますので同じ間取りなのに家賃が異なる時は、オーナー側が間違えた可能性もあるためです。

同じ賃貸物件で間取りや設備、家賃が違う典型例

よくある、同じ賃貸物件で家賃が違う例として、階数が違う事が挙げられます。エレベーターが設備されている賃貸物件では、上の階が人気なため階数が高い方が、家賃が高い傾向にあり、エレベーターが設備されていない賃貸物件では、その逆で、階数が低い方が高い傾向にあります。他にも同じ賃貸物件で、間取りが違う場合によくあるのが、微妙でよく見ないとわからない違いです。例えば玄関と居室(リビング)の間に一枚ドアがあったり、バストイレが別にあったりといった具合です。また、同じ賃貸物件で家賃が違う理由は色々あり、非常階段から近かったり、事故物件だったりしますので、同じ建物の賃貸物件なのだから、同じ家賃だろうと、想定するのは早計です。