駅までの徒歩の所要時間はあくまで目安

基準によって計算された時間

賃貸広告には間取りや築年数、賃貸料などが掲載されていて、希望する住居と照らし合わせて探すことができるようになっていますよね。他にも、駅から徒歩で何分、と記載されていることも多いですが、この駅までの所要時間は不動産業界では1分で80mという基準が設けられてるため、あくまでも目安となる時間ですので注意しましょう。

人の歩幅は個人によって異なり、年齢や性別、その時の体調などで歩くスピードに違いが出るものです。そのため、広告に記載されている時間をそのまま信じると、人によっては所要時間にズレが生じます。ですので、駅を利用する方は実際に現地を歩いてみて時間の確認をすることをおススメします。そしてできれば、晴れの日と雨の日の違いもチェックすると良いでしょう。

坂道や階段があるかどうかでは時間に違いが!

さらに、注意が必要なのが立地している地域の環境です。例えば、平坦な道の100mと平坦な道に坂道がプラスされた100mとでは、所要時間に差が出るのは歴然ですよね。また、階段がある地域などでも時間が異なりますので、現地の環境を把握することも大切となります。しかも、坂道や階段は上りと下りにかかる時間も多少異なりますので、坂道や階段がある地域では駅に行くまでの時間と駅から帰るまでの時間に違いがあることを理解しましょう。

なお、駅からの所要時間が短いと電車を利用する方にとっては都合が良いですが、多少の時間がかかる物件でも立地している場所によっては、自宅から駅までの行き来にお店を利用することができるなどのメリットもあります。特にコンビニなどがあると、買い物をし忘れても帰りに寄ることができて便利ですので、賃貸を選ぶ時は所要時間と地域の環境の把握をして選んでみてはいかがでしょうか。